参加企業紹介

平井木工挽物所

Hirai Wood Turner

希少木材の木目を生かした世界に1本だけのペン

 「挽物」という加工技術をご存じでしょうか。細長い木材をろくろで回転させ、そこに刃物を当てて削る技術です。この製法でオリジナルの木製万年筆やボールペンを製造しています。材料にする木材は屋久杉や黒檀、カリンなど、木目の美しい希少な銘木が中心。形は同じでも木目の表情はすべて異なるため、世界に1本だけのペンを作ることができます。また、工業製品にはない温もりと手ざわりがユーザーに伝わるのも木材の良いところですね。現在は主に百貨店に出展するほか、インターネット通販で販売していますが、海外の方が買われることも多く、アメリカの展示会でも万年筆がとても好評でした。過去には海外の王族の方にお買い上げいただいたこともあります。大阪の伝統的なモノづくりの技から生まれた製品をさらに多くの方に知っていただき、世界へ広げていきたいと考えています。

木を削り続けて57年熟練の技が生み出す木の温もり

 私が挽物業を始めたのは15歳のとき。以来、57年間ずっと木を削り続けています。削る技術も大切ですが、削るための「シャカ」という金具も手づくりのため、作るものに合わせた道具づくりの技術も求められます。昔は傘の先端部や柄、化粧筆などをメーカーの下請けで作っていましたが、時代とともに安い輸入品に押されるようになっていきました。同業他社の中には廃業するところも増えていきましたが、私は「不器用だから、木を削ることしかできない」と、オリジナル商品の開発に挑み、天然木の万年筆とボールペンが誕生。数日かけて10本ほどしか作れないため、大量生産はできませんが、職人によるハンドメイドの価値を知っていただくとともに、天然の木が持つ温もりや優しい手ざわりを多くの方に感じていただきたいですね。

代表

平井 守

World's One-of-the-kind Wood Grain Pen

Are you familiar with a process technique known as "Grinding"? This involves spinning a wheel with a long and narrow wood stick, then using cutlery to shape it. We make both original wooden fountain pens and regular pens using this technique. Though the shapes are constant, each pen has its own wood grain, making it unique and one-of-a-kind. Wood products give users warm feelings that mass-produced items just cannot match and our fountain pens proved hugely popular at an American trade show. I have been grinding for over 57 years now, ever since I was 15. We want people to see the value of handmade products as well as the warmth and tender feelings that natural wood products provide.